2019年03月19日

今期のアニメとか

そろそろ今期アニメも終盤に近づいてる頃ですが、一応。この時期は(比較的)見てる作品が少なかった気がします。毎期これくらいだと楽かもしれない。


どろろ
有名な手塚治虫作品のリメイクですが、すごくいいですね…!
絵柄はとても今時の綺麗な感じになっていますが、禍々しいものたちや残酷な場面もきちんと描かれていて、ちゃんとどろろの世界観だなと思いました。アクションも流麗で見応えあります。
一番特徴的なのは、最初に登場した頃の百鬼丸の体がほんとうに「作り物」として人形のようにできていて、五感も失っているので他者とのコミュニケーションがとれていないのが表現されているところ。
それで魔物を倒すたびに生身のパーツを一つずつ取り戻していき、人間らしくなっていくと同時に生身ならではの弱点も増えていくという段階が分かりやすくなっているように思います。
どろろもかわいらしく、ふたりの道中を楽しみに見ています。
しかしクライマックスに向けて、不穏な空気がますます濃くなっているようでこの先の展開が怖くもあります…。
OPとEDもとても好き。


聖闘士星矢 セインティア翔
全10話ということですでに終了しましたが、これを見るためにBSアニマックス加入しましたよ。
(ただ手続きをギリギリにやりすぎて第一話に間に合わなかったという。バカ。)
正直なところ、最初にキービジュアルが発表されてからずっと感じていたコレジャナイ感を払拭しきれないまま終わってしまいました。やっぱり一番力入れられてたのは黄金聖闘士だったような…。それはファンサービスなのかもしれないけど。
ストーリーの流れはおいておくにしても、ハーデス十二宮とか天界編とかにはたくさんあった「うおーーここかっこいい!」とか「ああ美しい…!」とか思える、問答無用に燃えるシーンを期待していた身としてはそれに答えてくれる作品ではなかったなあと…。これは黄金魂もそうで、なんだか姿かたちだけ荒木さん風に寄せてもらってもなあ…と思ってしまいます。
(LCアニメやLoSはとても良かったので、そろそろ新規絵でできないのかな)


風が強く吹いている
前期からの引き続きで見ています。
原作も面白いですがアニメもちゃんと面白いし絵もきれいですね。
後半に入って各メンバーの容姿にも馴染んでますます一人ずつに愛着が湧いています。
そして大河ドラマ「いだてん」を熱心に見るようになったせいで、「ああこんなにたくさんの走る若者たちが…!」みたいな、違う方向からの感慨も湧いてくるようになってしまいました。


からくりサーカス
こちらも前期からの引き続きで見ています。
ストーリーはかなり端折りながらの進行だと思いますが(たまに一話飛ばしちゃったかな?って不安になるほどw)絵も安定していますしキャストもベテラン陣がたくさん出演されていてお芝居に浸れます。
そういえば鳴海としろがねってよく考えたらとらと白面の取り合わせなんですよねえ…。役者さんてすごいなと思います。


ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風
こちらも前期からの引き続きです。
安定して面白いですね。
5部はもう原作を読んでいなかったので、キャラクターに馴染みがなかったんですが、ようやくそろそろ慣れてきました。
OP・EDも相変わらずカッコイイ。


ゲゲゲの鬼太郎
そろそろ放送開始から1年経ちますね。
ずっと見ていますが、なかなかブラックな内容の話もあって面白いです。
初期の頃からずっと不気味に暗躍していたナナシの仕掛けがとうとう発動して、クライマックスを迎えようとしているのかなと思います。
それにしても日曜日に鬼太郎を見て、月曜日にどろろが見られるというのも何だか不思議なつながりを感じるなあ…。
内容とは関係ありませんが、1年通していろんなタイプのエンディングテーマが聞けたのが面白かったです。どれもなかなか好きな歌でした。
もちろんオープニングは不動のゲゲゲソングで、それと対照的でいいなあと。


posted by 圭木一 at 11:34| Comment(0) | テレビ/番組 | 更新情報をチェックする

2019年01月17日

いだてん

今年のNHK大河ドラマは宮藤官九郎さん脚本・中村勘九郎さん&阿部サダヲさん主演ということで、発表された時からとても楽しみにしていました。

…のがとうとう始まった!
第一回・第二回を見ましたが今のところ期待通りの面白さでとても嬉しいです。
テンポよく話が進む中、登場人物たちの願いや背負うものなどがにじみ出てくるように描かれていて目が離せません。
俳優さんもみんなすてき…。

面白い場面、好きな場面がてんこ盛りなのでそれぞれに言及している余裕がなくて、
見終わったあと結局「…面白かった」としか感想が出てこないのですが、とりあえず覚書。

第一話では未知の「オリムピック」なるものにわくわくが隠せない加納治五郎先生と、先生の希望を繋ぐように最後の場面に躍り出てきた金栗四三が印象的でした。
セリフはないものの、隈取(のような塗料)が代わりに闘志を語っているように見えてぐっときました。
天狗倶楽部等々気になる人々もたくさん!

第二話では四三が父親や家族とのかかわりから背負ったものが見えてちょっと切なくなったりしました。
この時の「嘘」が第一話で「本当」に転じていたんだとわかるのもいい…。
四三の育った熊本と、語り手である美濃部孝蔵の居場所の東京が対比的に見えるのも面白い回でした。
子役は演技経験なしの子だったそうですがとてもよかった…!
あとは夏目漱石。実は気づかれないまま祝福があった。


これから彼らに何が待ち受けているのか、次回以降もとても楽しみです。大河が面白い年は楽しみが増えて嬉しいな!
posted by 圭木一 at 22:32| Comment(0) | テレビ/番組 | 更新情報をチェックする

2018年12月29日

イゼルローン・フォートレス

9月ごろに書いていた日記を発見したのであげておきます…。こんなんばっかりですみません…。

・・・・・

これまでに2度行ってきました。

「銀河英雄伝説」をコンセプトにしたダイニングカフェということで、作品中に登場する料理にちなんだメニューや、キャラクターをイメージしたメニューが豊富で楽しいです。
お料理もネタ優先ばかりではなくてちゃんと美味しいですし、いろいろ食べてみたくなります。

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店内にはアニメの設定資料や原稿(さすがにコピーだろうと思いますが)が展示されていて興味深いですし、ファンには心地いい空間になっていると思います。
ちなみに女子トイレの片方はシャワートイレが壊れていたんですが、それもなんだかネタっぽくにやにやしてしまいます。

完全予約制ということで最初は敷居が高いなと思ったんですが、予約さえ取れれば確実に入れますし、時間も読めるので予定が立てやすくて
むしろ遠征組にはありがたいシステムでした。
(予約自体もそんなに激戦とうことはなく、早めに取るか食事のピーク時間を避ければ取りやすいと思います。)

客層はやっぱりいかにもファン層といった感じで、よく開催されているコラボカフェに比べれば少々年齢高めなのかもしれません。
男女比は自分が見た限りでは半々くらいだったと思います。人数は4人くらいのグループで来ている方もいれば1人で来ている方もいて、自分が1人でも肩身が狭い感じは全然なかったです。
当然といえば当然なんですが、まわりのテーブルがみんな多かれ少なかれ銀英伝の話をしていて、なんだか不思議な楽しさがありますね。

ちなみに私は一度目は1人で、二度目は銀英伝好きのRさんと2人で行きました。
1人で行くと時間を持て余すかなと思っていたんですが、料理をゆっくり食べて展示を見たり写真を撮ったりしているうちに2時間くらいは経ってしまうものですね。
さすがに1人だとあまりたくさんのメニューが頼めないのが心残りではありましたが、二回目でリベンジできたので良かったです。
やはり作品の話が通じる人と二人でいくといろいろ話して盛り上がれるし、料理もシェアできるし楽しさが増えるのも間違いないです。

普通の居酒屋に比べると少々単価は高めかもしれませんが、入店時にもらえる硬貨やドリンクについてくるキャラクターのコースターの分も反映されているんでしょうし、充分満足いく値段だと思いました。ついリピートしたくなります。
期間限定とのことですが、もう少し伸びてくれるといいのになあ…。

・・・・

これを書いたあと、実はもう一度1人で行ってしまったんですが、その時に出たコースターが3枚全部ヤン(石黒版・ノイエ版混成)だったので何事かと思いました…大吉にもほどが!
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2018年12月26日

見てたアニメとか

すごい今更ですが、今年見ていた春期アニメと夏期アニメについてのメモを発見したので記録としてあげておきます…。


☆春期のアニメとか

鬼灯の冷徹
安定のシリーズで今期も楽しい地獄です。そして安定してシロかわいい。

・Cutie Honey Universe
キューティーハニーがどんな感じにリメイクされるのかなと思って見始めました。
パンサークロー幹部であるシスタージルが味方として潜入していたりして新鮮に思えました。
回が進んでシリアスな展開になっていくのにつれ、ギャグキャラかと思っていた直子とか、敵の一味だったタランチュラパンサーやドラゴンパンサーに思い入れがでてきたり。
最終回はシリーズ途中で敵の攻撃によって斃れたと思われた女子生徒一同と、早見一家(!)がハニー軍団として総員で戦う、熱くなる展開でした。オープニング映像の「全員でハニーフラッシュ」シルエットが好きだったんですが、これを示していたのかと。
主題歌をこれまでの馴染みのある歌からあえて変えてしまったのは良かったんじゃないかと思います。リメイク版も含めてよくも悪くも歌だけ有名になりすぎてしまった感が。
エンディング曲はタイトルが「sister」だったり、歌詞に「豹の爪」が出てきたりとシスタージルのイメージだったのも意外でしたがカッコよかった。
あと、早見団兵衛を富田耕生さんが演じられていたのにびっくり。最初のテレビシリーズと同じキャストですね…!


・ゴールデンカムイ
原作も人気の話題作で、満を持してという感じですね。
個性的なキャラクターたちがアクションもギャグもグルメもぶっこんできて、カッコよく楽しく、なるほどの面白さでした。
主人公杉元の、切り替えのスイッチが容赦ないところがいい。基本優しくて情が厚そうなのに生死がかかった瞬間にはためらいなく相手を蹴落とすことができるというような。(それができるから「不死身」なんでしょうが。)
1クールだけなのでまだまだこれからというところですが、続きも楽しみです。


・ひそねとまそたん
ドラゴンたちが戦闘機やら自衛隊所属の飛行機に擬態して飛ぶという面白さ。
それを選ばれた女性隊員が、ドラゴンに飲み込まれた状態で腹の中から操縦するというのも意外な設定でした。
未婚の女性が龍に捧げられるというのは、形としては人身御供とも読み取れる思うので、最先端の設備とそういう民話や伝説のようなものの取り合わせが面白いと思いました。
1クールでちゃんと盛り上がって終わったので、見易いのも良かった。
絵柄もかわいらしく、特にドラゴンたちが丸っこくてかわいい…。
壮大なOP・キュートなEDとも印象に残る歌でそれも良かったです。


・銀河英雄伝説 Die Neue These
原作ファンで、新作が作られると聞いてから(できるの?とは思いつつ)それなりに楽しみにしていました。
キャラクターの絵柄がもうすこしリアル寄りだったらもっと好みだなあというのが正直なところですが、画面も美しかったですし、改変部分も愛が感じられて(主要キャラクター以外の無能ぶりが軽減されているというか、みんなそれなりに誠実に仕事を果たそうとしているのにいろんな要素でうまくいかない、という描かれ方になっている場面が多かったような。)面白く見られました。どころか、昔取った杵柄魂が暴れてつい興奮してしまうくらい。
しかし1クールでせいぜい原作の1巻が終わるか終らないかくらいまでしか描かれていないので、最後まで作ろうと思ったら単純計算で120話必要なのでは…!
とりあえず次のシリーズは(劇場公開らしいですが)決まっているようなのでそれを待ちます。


・メガロボクス
底辺から勝ち上がっていく「ジョー」を軸に、それに係る男たちの因縁とか絆とか執念とか諸々が描かれて、面白く見ました。
ジョーと南部さんをはじめ、ユーリもミキオもアラガキもいいキャラだった…。萌え成分も多分に含みつつ(笑)
「あしたのジョー」が原案ということで、詳しい人が見たら元ネタなんかがあれこれ見て取れるんでしょうけど、あまり詳しくなくても充分楽しめました。
作画も全編整っていますが昭和感のある荒い描線もあって、いいバランスだなと思います。
ともあれ誰かの葬式が出たりしなくて一安心でした。


・ルパン三世 PART5
長編・短編・シリアスからギャグテイストなものも織り交ぜてあって楽しいです。
銭型のルパンに対する執念とある種の信頼はやはりたまらん…。
アミもいいキャラ。
夏期も引き続き見ます。


・PERSONA5 the Animation
夏期にも続くということで、まだ話の途中ですが面白く見ています。
ゲームの方もプレイしてみたくなるんですがなにしろハードが無い…。


・ゲゲゲの鬼太郎
子供が楽しめる内容でありつつも、不気味さや怖さもなかなか侮れないレベルだなと思います。
クールで人間にも距離を取りがちな鬼太郎に対して、猫娘とヒロインが仲良しなのが新鮮です。
これも夏期引き続き見ます。

古くからのシリーズやらリメイクやらが目白押しで、今昭和何年だよ…?と言いたくなるラインナップが多かったですが、こっちもつい見ちゃうんですよね。見たらみたでちゃんと面白いですし。



☆夏期のアニメとか

・銀魂.銀ノ魂編
総力戦の戦いが終わって、またちょっとギャグテイストが戻ってきたのでほっとしつつ楽しめました。
実写映画も面白かったので相乗効果で気持ちが盛り上がったのも良かったな。
多分最終回を原作に合わせるつもりのスケジュールだったんだろうに、結局終われなかったぽいですね!(いっそ祝!)


・ルパン三世Part5
現代の最新技術の中のルパン一味という感じのシリーズだったかなと思います。(「天才金庫」みたいな回もあったけど、それがまた対比になっていたような。)
終盤に向けてこれまでのシリーズを思わせるキャラクターやシーンも登場し、華やかにまた次の時代へとつながっていくいい最終回を迎えました。(最後、足での追いかけっこなのがぐっとくる!)


・Free! Dive to Future
ハイスピード!とか劇場版を見ていないせいもあって、キャラクターがずいぶん増えたのにちょっと追いつけないまま終わってしまった感じです。ストーリーに入り込む前に(これは誰だっけ?)とか考えてしまう、みたいな。
また2020年に新作の予定とかあるのでしょうか。単にオリンピックイヤーということなのかな。
ただこの分では次があってももう追えないかなあ…。


・はたらく細胞
見ていると自分の体が愛おしくなってきますね。
不摂生しててごめん!
それにしてもこの体の持ち主、同一人物だと思いますがたびたび瀕死になっているようで心配になります。


・アンゴルモア元寇合戦記
1クールで終わるのかな?と思っていたんですが、主人公とヒロイン以外はほぼ死に絶えて対馬戦が終わり、たしかに一区切りついたけども…と複雑な気持ちになりました。すごいテンポで人が減りゆく!
でも歴史上惨敗している戦いを描く以上は仕方ないんでしょうね。
原作はまだ続いているようで、主人公は九州に舞台を移してまた蒙古軍と戦うのでしょうか。不屈すぎる。


・天狼 Sirius the Jaeger
きれいな絵で、世界観も好きな感じでしたし、1クールできちんと盛り上がって終わったので楽しめました。
吸血鬼が滅びてしまったらV海運のみなさんはこれからどうするのかな〜。


・ハイスコアガール
今期一番楽しみにしていたのがこの作品でした。
ゲームにはあまり造詣が深くないんですが、(とはいえ時代的に家庭用ゲーム機やアーケードで遊んだことのあるタイトルがたくさん登場して私程度でも懐かしくなりました。)好きなものを一緒に楽しめる同士に巡り合う楽しさ、そこで自分のベストを尽くして渡り合える相手の特別感なんかが描かれていて、ひきつけられます。
そこに甘酸っぱい成分もいい塩梅に混ざっていてきゅんきゅんさせてくるという…。
まさかそこで切るか?!という続きが気になって仕方ないシーンでの最終回となりましたが、とりあえず特別版3話作る予定とのことなのでそれを待ちます。


・PERSONA5 the Animation
春期から楽しく見ていましたが、とうとう大詰めかと思ったらこれまたすごいところで最終回迎えましたよ…!
これもスペシャル番組が制作されるそうなので待ちます。


・つくもがみ貸します
進撃の巨人の前の時間に放送していたこともあって、どちらかといえば待機がてら見ていたという感じでした。
可愛い絵だけれどわりとシビアな内容だったかなと思います。
ただどうしても髪型が気になっておりました。なんで江戸時代なのに主要男子キャラが髷じゃないのか…。
ターゲット層に受け入れられにくいということなのかもしれませんが、そこはもう、髷の魅力を広める気概で作ってよ!と思ってしまいます。
(脇キャラはちゃんと髷だったりするので、よけいにギャップが気になります…。)


・進撃の巨人 Season3
今シリーズも波乱の内容と爽快なアクションで楽しみに見ていました。
ケニーとか女王ヒストリアとか印象深いシーンも数々ありますが、なにしろ前半分が削れたロッド・レイス巨人はショッキングでしたね…内臓がこぼれ落ちてくるとか…。
ともあれ続きも作ってくれるんですよね…?待ってます。


・BANANA FISH
ほぼリアルタイムで読んでいたクチなので(そして最終回で魂抜けた)懐かしさに叩かれまくりです。
英二が塀を飛び越えるのをまぶしく見上げるアッシュのシーンが美しくて言葉を失いました。
アッシュにとっては、英二がずっとそういう存在だったんだろうな。はるか上空を軽やかに飛んで行ける憧れのような。
出会ってしまった二人。
一度読んでいるストーリーですがやはりシビアな内容なので、回によっては本当に辛いです…。


・ゲゲゲの鬼太郎
春から継続して見ています。
鬼太郎ファミリーの面々がずっと長いこと日本に住み続けているとわかる表現がたびたび出てきて面白い。
(戦争時代の飛行機音が聞こえると爆撃を警戒して火を消して伏せるシーンやら、 バブル期の強そうなスーツを猫むすめが着ている回想シーンやら。)

私の傾向として、原作ありのアニメを見ることが多いんですが、このクールもオリジナルアニメはFree!と天狼くらいですね…。
ラベル:アニメ
posted by 圭木一 at 22:24| Comment(0) | テレビ/番組 | 更新情報をチェックする

2018年07月21日

アルスラーン戦記 天涯無限

※実際読んだのは2017年の暮れ近くだったんですが、感想は書いたまま放置してあったので今更上げます…。

全16巻、とうとう最終巻を読み終えました。
最初に読み始めたのは高校生の頃でしたから、なんとも長いこと先を待っていたシリーズでした。
とりあえず感じたのはこまごまとした感想よりも、最後まで旅を見届けてホッとしたような気持ちと、もう続きを待つことはないんだなという少しの寂しさ。
途中なかなか新刊が出ない時期もありましたが、ともあれ完結してくれてめでたいです。

愛着のある登場人物たちの死は数巻前から少しずつ書かれていましたし、物語を結ぶまでにさらに多くの主要キャラクターが散っていくであろうことはそもそも20年くらい前から(笑)覚悟していたので、むしろ「誰が生き残るのか」という興味の方が強かったかも。
国王たるアルスラーンとその近しい部下たちは、国を運営するための重要なポストに就いているわけで、あんまり減っちゃうとパルスという国そのものが立ち行かなくなるだろうにどうなるんだ?という。

結論からいうと国は維持されなかった!そう来たか、と思いました。
また前の巻までそれぞれの場所でいろんな人物の思惑が渦巻いていて、最後の一冊で全て解決できるんだろうかと気になっていたわけですが、
あれこれももほぼ力技でぶった切った!(物理的に!)
主要キャラクターはほぼ全員といっていい死亡率でいっそ清々しかったです。(正しくは全員が死を迎えるまでが描かれたというべきかも)

蛇王との戦いを生き抜いたのは結局エラム・ギーヴ・ファランギースの3人で、つまりパルス王家代々の家臣ではない人たちでした。
ほそぼそとパルスの命脈をつなぐ様子に少し、銀河英雄伝説でユリアンたちが残した自治区を連想しました。
思えば銀英伝でもラインハルトは実子を残し(実際後を継いだかどうかは書かれていないけども)、ヤンの後をついでリーダーになったのは養子のユリアンで、血縁関係の有無にも意味を持たせているのかなと。

パルスの国王選定は宝剣によるということに。
剣が抜けるか抜けないかというところはアーサー王伝説なんかも連想しますが、十二国記の麒麟ぽくもあります。今後王が没するたびに国民が剣を抜きに並ぶようになるんだろうか…。昇山的な。(銀英伝のデュアル文庫版だったかと思いますが、小野不由美さんが解説に「死なないラインハルト」のことを書かれていたことがありまして、それを思い出したりもしました。)

部分についての感想も少し。
いちばんぐっと来たのはラジェンドラ王がアルスラーンの訃報を聞いて思わず言葉を失うシーンでした。ああ、悼んでくれているんだと思ったらちょっと泣けた。思えば彼も長いことシリーズを彩ってくれた愛すべきキャラクターでした。

蛇王との戦いで、カイ・ホスローにはもっと味方の軍勢が多かったみたいな話が出てきたので、じゃあちゃんと蛇王斃しておいてよ!と思ってしまったんですが(笑)、封印しかできなかったのと引き換えに、彼本人は死なずに済んだのかもしれませんね…。
その子孫の肉体を使って蛇王がよみがえることになっていたのなら、確かにルクナバードは王族に代々伝えたりしない方が良かったんだな。

しかし蛇王って人間に作られた存在だったんですね…。
ちょっとホムンクルスとかを連想したんですけど、もしかしたら鋼の錬金術師とかからの影響もあったりしたんでしょうか。

ヒルメスに関しては、イリーナが健在だったらもう少し穏やかな人生を過ごせたのかもと思いました。
結局どこにも寄る辺がなくなってしまったんだなあ。
最初に母国に敵兵を引き入れるという手段を取ってしまった時点で、心情的に彼に味方することは無かったんですが、大変な生き方になってしまってお疲れ様でした、という気持ち。(ただ、最終的な敵がアンドラゴランスの体を持った蛇王なのなら、それを倒すという点でアルスラーン陣営と手を結ぶこともできたんじゃないのかなとも思えて、それが見てみたかった気もします。)
結局ヒルメスと運命共同体になってしまった感のあるギスカールも、敵役ではありましたが苦労性でなんとなく憎めない人物でした。引き際を見誤って不憫なことになった印象の最期でした。

しかしすっかり退場したと思っていたタハミーネ王妃までわざわざ引っ張り出してきて叩き斬るとは、念の入った皆殺しぶりに思わず唸ってしまいます。(とはいえ彼女もあれこれの因縁の発端となった人物ではありますが…)
形見の腕輪を持っている実の娘とはいったい誰なのかという謎も最終巻まで引っ張られましたが、なんと候補とみなされた3人とも該当しておらず、本当の王女は生まれてすぐに死んでいたという衝撃。ここまで来てそんなのありか〜(笑)
実の王女が明かされる時に、どういう経緯でアルスラーンが皇太子に選ばれたのかも描かれるかもしれないと淡い期待をしていましたが、それもなかったですね。(たまたま同じ日に生まれた男子だった、くらいなのかな)
結局アルスラーン自身の出生に関しても謎のままとなりました。
でも「私は誰なのだろう」という問いにはとっくに答えが与えられていたと思うので、それはそれでいいのかも。

しかし家臣とおんなじ墓に入るってびっくりしたんですが。制度的にそういうのあるのか?いやなくてもいいんですけど。

ずいぶん前に出版された天野喜孝さんのアルスラーン戦記関連の画集「天馬之夢」に収録されていた解放王への挽歌(これを読んで漠然とアルスラーンは早逝することになるのかな、という印象は持っていた)も本文で読めて、ちゃんと回収されたなあという感慨もありました。

ところで、ちゃんとダリューンメインの番外編「東方巡歴」って単行本のどれかに収録されてるんですかね。
私は雑誌で持っているんですが、取りこぼされてたらなんだか勿体ないなあと思うんですが…。
posted by 圭木一 at 16:49| Comment(0) | 読書 | 更新情報をチェックする

2018年02月01日

DEVILMAN crybaby

DEVILMAN crybabyが気になりすぎて、Netflixに加入してしまいました。
期待以上によかったです!

ポップさとグロテスクさが入り混じったような画面は異形や惨劇を描くのに合っているし、現代が舞台になっているのも物語との相性が良いと思いました。
パニックが一瞬で世界中に広がってしまうみたいなことは、ネット社会だからこそ容易に起きても違和感がありません。
そしてストーリーとは直接関係ないものの、作中で「デビルマン」とネット検索するとちゃんとテレビアニメ版と思われるデビルマンの動画が引っかかるんですね。(ただし「不動明」で検索をかけても何も引っかからない)
そのあたりの虚実混ぜ具合も面白いなと思いました。

セックス描写がかなりあからさまで登場頻度も多かったですが、これができるのが有料動画配信ならではなのかなと思いました。
人間の欲望を描こうとすると本来は当然入ってくる要素でしょうし、本当だったらこれまでも描きたかったことなのかも。
デビルマン化した明も、突然大食いになったり性的な欲望を制御しかねてるシーンがたびたび登場して、強大な力を使えるようになるのと同時に本来持っているいろいろな欲が強く引き出されるという描写なのかなと思いました。

タイトル通り「泣き虫」に描かれる明ですが、それはデーモンの力を手にした後も変わらず、悪魔の姿のまま滂沱の涙を流すシーンが印象深かったです。
しかし彼の持つ人間の優しさも悪魔の力も、大事な者たちを守りきることはできず。
話数が進むにつれて衝撃的な出来事がいくつも起こり、それがあるからこそデビルマンなんだとは思いますが…やっぱり茫然となります。

筋とは直接関係ありませんが、一話でデーモンを召喚するシーン、了が何か外国語らしき言葉を叫ぶところがありますが、私にはその一部が「アモン」と聞こえて、「最初から了は無意識なのか意識的になのか”アモン”を呼んでるんだな」と思って見ていました。しかし後から読んだ雑誌のインタビュー記事では、あれは「悪魔語」で、しかも「そのまま逆回転させるとアモンと聞こえる(かも?)」みたいなことが語られていて、かなりクリアに聞こえたのにとちょっとびっくりしてしまいました。
あれがアモンと聞こえるか聞こえないかでわりと了の見え方が変わってくるような。

あと個人的に、10話で明と了が邂逅する場所がフェロー諸島の景色なのが嬉しかったです。別に作中でフェローだと設定されているわけではないと思うんですが、印象的な絶壁やパフィンの姿が描かれていて、たぶんモデルになっているんだろうなと。


デビクラ全10話は見終わりましたが、見損ねていた映画だのアニメだのが配信されているのでしばらくこのままNetflixの契約は続けていようかなと思います。今はゆるゆる炎の転校生rebornを見たりしています。
聖闘士星矢のリメイクはいつくらいからスタートするのかな〜。そちらも楽しみ。
ラベル:アニメ
posted by 圭木一 at 17:00| Comment(0) | テレビ/番組 | 更新情報をチェックする

2018年01月04日

あけましておめでとうございます

本年もよろしくお願いいたします。

毎年最初の記事には紅白歌合戦の話題を書いたりしておりますが、今年は年末からちょっと体調を崩しておりまして、なんだか集中力に欠けること甚だしいので、もう少し復調してきたら改めようと思います。
熱があるわけでもなくただ咳が出るだけなのですが、これでもなかなか厄介なものですね…。腹筋痛くなるし、喋ると咳き込んだりして、思考も作業も地味に邪魔される感じ。

そしておまけに歯の詰め物が取れちゃったりもして、なんだか弱めのダメージがじわじわ積もってくる正月でした。学生の頃に治療した歯だと思うんですが、何もこのタイミングで取れなくてもねえ。
そもそも病院空いてないし、咳が止まらないと歯科って行きにくいじゃないですか…。

まあ、じわじわ好転していくような一年になるといいなと思います。
posted by 圭木一 at 21:49| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2017年10月22日

見てた夏季アニメとか

潔癖男子!青山くん
ゆるいギャグという感じで、一話ずつキリがつく内容だったので気軽にみられました。
原作は未読ですが、アニメを見た感じだと四コママンガなのかな?という印象です。
放送前、主人公役が置鮎さんということで気にはなっていたんですが、ライバル校のキャラクターを子安さんが演じると知って見ることに決めました(笑)
案外声優さん目当てでアニメ見るの、珍しいことかもしれません。


バチカン奇跡調査官
猟奇事件を解決していくミステリーものですが、原作未読です。
それなりに面白く見ていたんですが、遺体が出てくるシーン等の画面が暗くて何が起こってるのかわからないのが少々ストレスでした。(なんか人の顔が出てきたなあと思ったら発見者のセリフで切断された頭部だと気付くとか…。)
きっとソフト化された際にはもっと見易くなるんでしょうけど、こういう自主規制らしき表現(他のアニメでもですが)ってもう少しなんとかならんもんですかね…。


ザ・リフレクション
アメコミ風味のヒーローアニメでした。
少々見慣れない感じの画面とミステリアスな導入で、最初はすこし入りにくい感じでしたがじわじわ面白くなってきました。
進むにつれて謎も提示されてきて、1クールですっきり終われそうにないな…と思っていたら案の定めっちゃ続く感じで一期が終わりました(笑)
一期最終回で突然日本からきた4人組の女の子(エンディングをうたっているアイドルがモチーフらしい)も
ヒーローとして参戦してきてびっくりしましたが、彼女たちだけ技名を叫んだりスティックを持っていたりして
妙に日本のヒーロースタイルなのが可笑しかったな。


ボールルームへようこそ
競技ダンスのマンガが原作ということで、ダンスシーンなんかはユーリ!みたいな実際の動きに即したものなるのかなとなんとなく思っていたんですが、けっこう止め絵や誇張をきかせた表現になっていてちょっと意表を突かれました。
でも原作に沿わせようと思うと途中でモノローグや説明を入れる必要があるのかもしれないし、その方が合うのかもしれません。
エンディングがワルツのリズムのきれいな歌で好きだったな。主人公の踊るシルエットが、話の内容に合わせて
多々良一人→まこちゃんと二人→まこちゃん一人→二人と変わるのも面白かった。
秋期も引き続き見ます。


妖怪アパートの優雅な日常
オカルト的な題材もありつつ、わりと気軽に見られる感じでした。
エンディングが主人公とその親友とのデュエット曲なんですが、最初の方にはあまりその親友が登場しないので、なんでこんなダブル主人公みたいな扱いに…?とちょっと疑問に思いながら見ていました(笑)
これも秋から引き続き見ます。


血界戦線
正しくは今期のアニメではないのですが、本放送の時に見逃していたのでBS11で放送していたのを見ていました。
面白く見ましたが、本放送時には最終回がしばらく遅れたと聞いていたので、「ここでお預けくらうのはなかなか辛いのでは…」と思ってしまいました。
秋からの二期を見ようと思います。

関係ありませんがちょうど血界戦線とボールルームへようこその放送時間が続いていて、立て続けに見るとUNISON SQUERE GURDENの主題歌が混ざってぐるぐる回るという事態になっていました(笑)

秋からはまたぐっと見るアニメが増えるので溜めちゃいそうで大変です。
そちらについてはまた改めて。
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2017年06月24日

名古屋平成中村座(昼の部)

寿曽我対面

そもそも錦絵みたいな演目ですが、また平成中村座の舞台で見ると本当に枠にぎっしり彩りが詰め込まれているみたいに見えて、目に鮮やかで楽しいです。
昼の部は松席で見たので迫力もひとしおでした。

朝比奈の勘九郎さんも、大磯の虎の七之助さんも素敵でしたけど、七之助さんは少し声が出にくそうかな?と感じました。女形と男役を同時期にやると喉に負担がかかると聞いたことがあるんですが、もしかしたらそういうことも関係しているのかな。


恋飛脚大和往来

はじめのほうはけっこうコミカルなシーンも多くて、笑いも起きるんですよね。どうしてあんな結末になっちゃうのか不思議なくらい…。
忠兵衛が梅川の顔だけちょっと見て行こう、いや大事な用があるから今日のところは帰ろうと逡巡する場面では「もう頼むから帰って…!」とつい願ってしまいます。ここで帰ってくれていれば。たまたま大金を持っていなければ。
この演目を見るとどうしても梅川が巻き込まれている感じがしてしまって、どうにも納得いかないんですよね…。

八右衛門はもっと憎々しいイメージがあったんですが、勘九郎さんはそうでもなかったです。
ただ忠兵衛にちょっかいかけて、子供のケンカみたいだったのがエスカレートしてしまった、みたいな。
それにしても八右衛門どうしてそんなに忠兵衛に構うのか…。
梅川を身請けしようとするのも忠兵衛のお気に入りだからじゃないのかと思えて仕方ありません。


お祭り

これはもう、役者にただ「キャーーカッコいい!!」ってなるための演目だなと改めて思いました。
ワクワクする気持ちを、大向こうさんたちのかける「待ってました!」の声に一緒に乗せさせてもらう感じ。(一方的に)
最後に後ろの壁が開いた時には、角度的に天守閣は見えませんでしたが櫓が見えて、ご城下といった雰囲気になる借景でした。
この日は薄曇りだったんですが、晴天の真っ青な空が見えたらまた気持ちよかっただろうなあ。
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2017年06月17日

名古屋平成中村座(夜の部)

ひっさしぶりの名古屋での平成中村座です。
お弁当は八百彦が出していたのを食べましたがおいしかった。(甘味がないのが寂しい…)
椅子席で取ったのですこし舞台は遠目でした。


川連法眼館

こういう古典の、でも華やかな演目が平成中村座で見られるのがとても楽しいなと思います。
狐のアクロバティックなシーンはもちろんですが、本物の忠信と狐忠信の対比が面白くて好きです。
容姿はともかく立ち居振る舞いが全然似てないですよね(笑)
扇雀さんの狐忠信、かわいらしい感じでした。


弁天娘女男白浪

七之助さんの弁天小僧は、初めて浅平成中村座を見に行った時に見た演目でもあり、その時の楽しさを思い出して懐かしくなりますし、やはり思い入れがあります。
当然その時よりずっと堂々と演じられていて余裕も感じられますが、「弟分ぽさ」というか、あまり貫禄のない感じ、セリフにもあるような「ほんの頭数」感のようなものは健在だと思いましたし、そこが好きです。
本来の弁天小僧の魅力とはもしかしたら違う方向なのかもしれませんが、本当に不良少年ぽくていいなと思います。
また声も、女形の時はまろやかな声で演じられるのに、男役の時にはザラっとした質感があってそれも好きです。なのでまたたまには男役もやってほしいなあ…。

それにしてもほんと、美少年にあでやかな振袖羽織らせて、片肌脱がす(彫り物見える)とか、改めて考えても倒錯的に美しすぎてよくそんなの考えたな…!って作者を揺さぶりたくなります。

最初に見た平成中村座のことを思い出すとちょっと切なくもなりますね。
四郎五郎さんや(当時)助五郎さんが出ていらしたなあ、とか忠信利平が勘三郎さんで花道に登場した時に会場がわっとテンション上がったのがわかったな、とか。
立ち見席が一階の通路に設けられていたので花道がちょうど正面から見えて、五人男が立ち並ぶ様子が華やかで最高だったなとか。時間は確実に流れてる。
でもいろいろなものが確実に受け継がれてもいるんだなあ…。


仇ゆめ

以前は巡業のホールのような会場で見て、ちゃんとの花道がなかったこともあり、かなり違った趣で見られました。
途中まではコミカルで笑い声も起こる演目ですが、ラストシーンは切なく。
初夏の夕暮れならではの借景がその幕切れにうまくマッチする演出でした。

前にこれを見たときには芸談に西川右近さんがいらして、この演目を復活させて勘三郎さんにも見せた時のお話をしてくださったのを思い出しました。「僕がやったほうが絶対面白いから!」と仰ったそうで(笑)

posted by 圭木一 at 17:00| Comment(0) | 舞台/ライブ | 更新情報をチェックする

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